『言葉の繭』内容紹介―桜美林文学会


『言葉の繭』内容紹介

桜美林文学会では2019年4月から文芸誌『言葉の繭』を発行しています。1971年から1983年まで12冊刊行された『桜美林文学』の精神を引き継ぐという意味で、「第二次桜美林文学」という副題もつけました。
毎号、文学と本、本屋さんをテーマとする特集を組んでおり、最新号の第7号は「猫の本屋さんと猫文学」と「文学散歩・町田鶴川を歩く」「物ヲ玩ベドモ志ヲ喪ハズ」の特集三本立てとなっています。
各号の正誤表はこちらをご覧ください。

新刊 第7号

発行日 2025年3月10日
体裁 A5版、並製、248ページ
発行部数 500部
価格 無料
編集 藤澤太郎(編集人)、酒井千賀(学生代表、特集担当)

目次
 ことばをつむぐ 岩田昌寿『地の塩』より
 文学の風景 山田稔さんが幼少時代を過ごした門司・大久保越

特集 猫の本屋さんと猫文学 または「猫本の窓からみた書店論・文学論」
 猫本屋讃歌 ねこねこねこ  酒井千賀
 猫の本屋さんをめぐる
  にゃんこ堂/Cat's Meow Books(キャッツミャウブックス)/necoyabooks(ネコヤブックス)/
  書肆吾輩堂/猫本サロン京都三条サクラヤ/ネコオドル
 インタビュー 安村正也さんに聞く「Cat's Meow Books の歩みと書店論と永幡東海さんのこと」
 [ユニコーンレターストーリー]ふたりと一匹のユニコーンが紡ぐレターストーリー  酒井千賀
 [猫の文学館1・2]『猫の文学館』を読んでみる──特集のまとめの対話  酒井千賀・藤澤太郎

特集 ことまゆ文学散歩 町田鶴川を歩く
 はしがき
 その一 白洲正子編
  武相荘文学散歩報告
  武相荘にある本当の生活  酒井千賀
  「田舎目きき」の言葉  藤澤太郎
 その二 石川桂郎編
  石川桂郎読書会+文学散歩報告
  インタビュー 石川洋一郎さんに聞く「鶴川村能ヶ谷・裏谷戸地区のこと」
  「妻と温泉」の夫婦すれ違い  酒井千賀
  私的石川桂郎メモ  藤澤太郎
  貧乏について  藤澤太郎

特集 物ヲ玩ベドモ志ヲ喪ハズ
 鶴見俊輔との交流──小沢信男ノート  中尾務
 井伏鱒二「屋根の上のサワン」雑感── 〈一本の胸毛〉  勝呂奏
 「みやび」と「傳統」を標榜し、戦後を生きぬく──馬込文士村と臼田甚五郎(その3)  臼田正矢
 高田豊と文芸雑誌『オバケ』をめぐって  藤澤太郎

短歌
 書店に住みたい  山根麻耶
 一人ぐらし  綱島楓乃


 童話  藤本ひかる
 枯れ木  内田渉
 あの時の君に  村松滉太

創作
 逃げられることについて  村松滉太

第6号

発行日 2024年2月20日
体裁 A5版、並製、296ページ
発行部数 第1刷520部(通常版500部、補訂版20部)
     第2刷230部(通常版190部、緊急増刷版40部)
     第3刷50部
価格 無料
編集 藤澤太郎(編集人)、根岸萌咲香(特集担当)、酒井千賀(学生代表)

目次
 ことばをつむぐ 倉橋顯吉「爪」「みぞれふる」
 文学の風景 木山捷平の生家とその周辺

総力特集 夏葉社と岬書店の自由研究
 Q&Aでわかる 夏葉社入門 はじめての夏葉社
 インタビュー 島田潤一郎さんに聞く「夏葉社のできるまで(桜上水・町田・淵野辺成分増量版)
 座談 「九〇年代・あのころの文学」   島田潤一郎×関 睦 ×根岸萌咲香×藤澤太郎
 島田潤一郎未発表作品「大学生」
 [夏葉社論]なにきくところ はねならば  藤澤太郎
 [90年代の若者たち]いのちを吹き込む人──『90年代の若者たち』を中心に  関 睦
 [レンブラントの帽子]「わたし」と「あなた」の距離  根岸萌咲香
 [冬の本]青と橙をまとった本  酒井千賀
 [孤独先生]上林曉「海山」私注  藤澤太郎
 夏葉社・岬書店年表 兼刊行書籍目録

特集 昭和の文学 考証×索隠
 夫婦喧嘩の最中にノート、取材する阪田寛夫──資料紹介「離婚について」  中尾務
 それぞれの青春──芹沢光治良・井上靖の沼津  勝呂奏
 続「山之口貘伝稿」から──山之口貘と東洋宣教会ホーリネス教会・前田元二  藤澤太郎

創作
 きみとの幸  下竹百華
 雪の日  渋谷香雪
 蛙の自由と蛙たちの自由  籾井結希
 朝の歩み(Morning Walk)  ガブリエル・ブライアント(Gabrielle Bryant)
 はるのあと  千葉悠理乃

書林拾葉
 SF小説『結晶世界』(J.G.バラード)に「浄土」を想う  臼田正矢 
 永遠でないほうの火と、永遠のほうの百合──井上法子『永遠でないほうの火』  根岸萌咲香

第5号

発行日 2023年2月15日
体裁 A5版、並製、208ページ
発行部数 500部
価格 無料
編集 藤澤太郎(編集人)、根岸萌咲香(学生代表)

目次
 ことばをつむぐ 大竹俊雄「働きものゝ千鶴子」

特集 文学環状線───読む・調べる・歩く・書く・結びつける
 文学の風景 平安座島の家並み
 ことの起こりは『月の輪書林古書目録を一考す。』から
  ──田畑修一郎断想  中尾務
 芹沢光治良"風に鳴る碑"から"海に鳴る碑"へ  勝呂奏
 八木重吉のこと  坂育夫
 折口信夫、藤田徳太郎につき学び、学究仲間にめぐまれた二十代
  ──馬込文士村と臼田甚五郎(その2)  臼田正矢
 街を歩き、街を書く──ある日本人の見た台湾・香港・日本  大東和重
 「山之口貘伝稿」からの三話  藤澤太郎

特集 本はどこかで読まれるのを待っている
 古書店探訪 音羽館
 本が読めない  根岸萌咲香
 本を選ぶ  神崎恵

短歌
 育った町  酒井千賀
 月かげ集
 自選歌抄 雪──見ることと詠むこと  斉藤昭子


 格曲のうた 山羊の絶縁  籾井結希
 残夏  周宇寧

創作
 あいのあと  下竹百華
 推し  千葉悠理乃

第4号

発行日 2022年1月31日
体裁 A5版、並製、148ページ
発行部数 500部
価格 無料
編集 藤澤太郎(編集人)、根岸萌咲香(学生代表)、久須美昂希

目次
 ことばをつむぐ 渡邊秀二『黄の坑帽』と『風雪』より

特集 文学──故きを温ぬ、亦た楽しからずや
 文学の風景 板垣芳男が暮した西洋館
 同人雑誌の思い出  山本善行
 伊豆文学の窓──藤原審爾・福永武彦  勝呂奏
 山之口貘の疎開時代  藤澤太郎

特集 すべての道はきっと文学へと通ず
 四季折々に楽しみを  久須美昂希
 美しさとの距離  根岸萌咲香
 ビッグヒストリー俳句  片山博文
 文学のある爪先  神崎恵

短歌
 彼方と此方   木村琳
 三行詩  白取樹


 歩み  井上慧
 縁は雨の糸のように  周宇寧
 色なし口遊み歌──詠み鼠知らず  籾井結希

創作
 罪な味  下竹百華
 わたしってやつは  小松佳奈

第3号

発行日 2021年1月15日
体裁 A5版、並製、144ページ
発行部数 500部
価格 無料
編集 藤澤太郎(編集人)、久須美昂希(学生代表)、藤原勇次、矢萩礼雅

目次
 ことばをつむぐ 大野百合子「雪はただ白く降りて」

特集 文学のある場所
 文学の風景・その一
  浪江虔・浪江八重子の農村図書館
 文学の風景・その二 沓喰にて
 〈聖樹薬局〉の周辺  加納成治
 馬込文士村と臼田甚五郎  臼田正矢
 「稲田堤の農家」考──稲垣足穂と梅崎春生が疎開した家を探す話  藤澤太郎

特集 本屋さんと図書館のはなし
 夏の日にふと思うこと  久須美昂希
 本のあるところ  根岸萌咲香
 思い出のつまった図書館  矢萩礼雅


 愛の魔法もいつかは解ける  丸山葵
 温度差  山田佳苗

創作
 夕立と蝉の声、ふたりのこと  吉田遙

研究余話
 『聖書』の一句──神の試み  勝呂奏

第2号

発行日 2019年12月15日
体裁 A5版、並製、104ページ
発行部数 500部
価格 無料
編集 藤澤太郎(編集人)、久須美昂希(学生代表)

目次
 ことばをつむぐ 相澤諒「風よ 去ってゆく歌の背よ」
 古書店探訪 書肆田高

特集 どんど書房と『えすとりあ』
 どんど書房繁栄記  橋本巖
 どんど書房消滅記  坂育夫
 [再録]えすとりあの頃  坂育夫
 マンガ研究誌『えすとりあ』概観  藤澤太郎

特集 本屋さんと図書館をめぐって
 思い出の一ページ  今泉咲季
 家電店で本に出会う  高橋美咲
 変わる本屋  古屋剛
 出不精旅行記  久須美昂希
 湧別図書館と遠湧地域の文学についての断片的覚書  藤澤太郎
  ──金子きみ・本間源治・大澤雅休・大塚盈を中心としたメモの欠片


 蚕  丸山葵

創作
 玉葱  城島新太
 I Can't Tell You  永留理奈
 歌う髑髏  深谷恵太

研究
 [芹沢光治良資料]石丸助三郎の短歌──『心の花』掲載作品  勝呂奏

第1号

発行日 2019年4月1日
体裁 A5版、並製、80ページ
発行部数 第1刷300部、第2刷200部
価格 無料
編集 藤澤太郎(編集人)、久須美昂希(学生代表)

目次
 ことばをつむぐ 日塔貞子「私の墓は」
 淵野辺駅と桜美林のまわりの本屋さん・図書館

特集 私と本屋さん、私と図書館
 「本の虫」の蛹化  久須美昂希
 図書館五階、チョコレートの匂い  吉田遥
 大人になる  牧田理沙
 古本屋の仁王像  鈴木優花
 気づき  吉田汐里
 私にとっての図書館と書店  小林紗英
 早稲田の文英堂書店で『中国古典文学大系』を買った話  藤澤太郎

特集 『桜美林文学』の時代
 桜美林文学の頃  坂育夫
 創刊前後の『桜美林文学』──桜美林の文学華やかなりしころ  藤澤太郎
 『桜美林文学』資料集1
  『桜美林文学』各号の概観(創刊号から第3号まで)
  『桜美林文学』回想録
   (小村哲雄「「桜美林文学」十年」、坂育夫・坂(小山)静子「懐しの日々」、橋本巖「思い出の記」、
    植田渥雄「小村先生とバンカラ学生逹と文芸部の思い出」、近藤恵一「小村哲雄先生の思い出」、坂育夫「思い出」)

短歌
 山桜五首──湯ヶ島にて  勝呂奏

創作
 海の底であなたを知る  吉田遥

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